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- 第37回青山フルートインスティテュート発表会(表彰状)
第37回青山フルートインスティテュート発表会
テーマ「あわせる」
「笛吹きたち」37号文学賞
第1席、諸戸孝明さんさん、第2席は同点で田頭ゆかりさんと小野宏子さんが授与されました。
「いきの上」賞
山口和克さんが授与されました。
笛吹たち三十七号文学賞 |
笛吹たち三十七号文学賞 |
笛吹たち三十七号文学賞 |
いきの上賞 山口 和克様 苦節三十年の長い年月をかけてとうとう「いきのうえ賞」に到達されました。フルートを愛してやまず、常に研鑽努力を惜しまず、月謝も惜しまず、よく吹き続けました。 師匠があなたのお宅に電話をかけると奥様が出られ、そのたびに遠くでフルートの音が受話器を通して聞こえます。フルートの音がやみしばらくするとあなたの声が聞こえてきます。奥様は「フルートは主人の生き甲斐です」とおっしゃっていました。 手術によって肺活量がずっと少なくなってしまわれたことはフルートを吹くもあなたにとって一大事です。今まで楽に続いていたフレーズが一息でできない現実を体験されどんなに口惜しく思われたかを想像すると師匠も涙を禁じ得ません。にもかかわらず続けてフルートに邁進されているお姿を見ると今度はうれし涙を禁じ得ません。 「息害」とならず「生き甲斐」となっているフルートをいつまでも続けられることを祈っています。 あなたの「いきの上賞」は「息の上賞」と言ってもよいでしょう。 よってここに表します。 平成二十年十一月三日 師匠こと 石原 利矩 笛吹たちの会一同 |