笛吹きたち会員

第37回青山フルートインスティテュート発表会


テーマ「あわせる」

ぴん取り、とり取り賞

ぴん取り賞は1番の高倉恵子さん、とり取り賞は32番の鮎澤理恵さんが授与されました。


ピン取り賞/表彰状

ピン取り賞
高倉 直子様
今年の発表会の順番はあなたがピンを取りました。
順番決めの正解者には豪華賞品が授与されることになっています。しかし、残念ながら今年は正解者は1人もいませんでした。
今年は師匠の勝ち。豪華賞品は師匠に献上されます。

それではどのように決めたかをお教えしましょう。
御弟子さんは毎回レッスンに来る度に1階ロビーで「8」「0」「1」とボタンを押し師匠の応答を待ちます。すると師匠の声が聞こえ扉が開きます。これが開始点です。あなたはエレベーターの前に立ちボタンを押しエレベーターの扉が開くのを待ちます。1階に待機していた場合はすぐさま上昇します。他の階に止まっていた場合はそれなりに時間がかかります。8階に到着して六本木ヒルズ、東京ミッドタウンを眺めるかもしれません。東京タワーの絶景に酔いしれるかも知れません。そしてやおら呼吸を整えて玄関に入り靴を脱ぎレッスン室の扉を開けることになります。これが終了点です。この2点間の時間を師匠はある日から計測し始めました。あなたは幸運なことにレッスン室に一番短時間で到着されました。54.03秒でした。
因みに計測できた25名の平均時間は1分30秒でした。そんな訳で今年のトップバッターの栄冠を勝ち得たあなたを賞します。
おつかれさまでした。

平成二十年十一月三日
師匠こと 石原 利矩
発表会幹事


トリ取り賞/表彰状

中村 和正様
トリ取り賞
あなたは、今年の発表会の栄誉あるトリ取り賞に輝きました。
何故、ラストバッターに選ばれたか?
あなたは今回、演奏順の法則を見つけ出すことができた一人です。いつも、顔の表情をあまり変えないあなたが伴奏合わせの時にニコニコして現れたのです。そして私に「先生、順番が分かりました」と言ったのです。久しぶりに満面の笑みを見た感じでした。
当たって良かったね。
おかげで今日は、最後まで気が抜けなかったことでしょう。これも精神修養の貴重なる体験です。
いつの日か「上手の降順」の時にトリ取り賞を取りたいものです。
よってここに賞します。

平成二十一年十二月五日
笛吹きたちの会
石原 利矩