講師紹介
石原 利矩
林リリ子、小泉剛、高橋安治各氏に師事。1964年、国立音楽大学卒業。同年NHK交響楽団に入団。1966年、オーストリア政府給費留学生としてウイーン留学。ウイーン・コンセルヴァトリウム、ウイーン国立音楽アカデミーに入学。ワナウゼック教授、レズニチェック教授に師事、さらにアンドレ・ジョネ氏に師事。1968年2月ウイーン・コンセルヴァトリウムを卒業。3月ウイーン国立音楽アカデミーを優秀賞で卒業後帰国。同年9月第1回リサイタルを開催し現在まで数多くのリサイタルを行っている。1982年までNHK交響楽団に在籍。2005年3月国立音楽大学講師退官。青山フルートインスティテュート主宰者。福岡、清水、横浜各地で講習会を開き後進の指導を続けている。
永年フリードリッヒ・クーラウの作品研究を続け、フルート曲以外にも本邦初演を含め数多くの作品を紹介している。2005年6月4日クーラウのオペラ『ルル』の世界初再演を果たした。
訳書にクヴァンツ著「フルート奏法試論」、ヨッヘン・ゲルトナー著「フルート奏者のヴィブラート」がある。フルート音楽研究会所属。インターナショナル・フリードリヒ・クーラウ協会理事長。
小野 宏子
福島県出身。9歳よりフルートを始める。横浜市立大学看護短期大学部(現同医学部看護学科)卒業後、看護師として7年間病院勤務。在職中も石原利矩氏のもと勉強を続ける。
2009年3月、病院を退職。同年4月よりデンマークに1年間留学。フルートをトーケ・ルン・クリスチャンセン氏に師事。同年、コペンハーゲンにてヴァンサン・リュカ氏のマスタークラスを修了。2010年、ロンドンで開催されたウィリアム・ベネット氏の国際夏期講習会にて、ジェームズ・ゴールウェイ氏、トレバー・ワイ氏の特別クラスを含む日程を修了。同年9月、デンマーク・ナショナルミュージアムにおける室内楽コンサートに出演の機会を得る。同年10月、福島市音楽堂にてリサイタルを開催、恩師であるクリスチャンセン氏と共演。
2012年に開催された国際エネルギー会議における外務大臣主催レセプションをはじめ、各種学会等での演奏のほか、病院・施設・学校における演奏まで、幅広い活動を行う。
これまでにフルートを阿部起佐子、石原利矩、トーケ・ルン・クリスチャンセンの各氏に師事。インターナショナル・フリードリヒ・クーラウ協会理事。